“勝負師”西野監督の采配ズバリ! 開始6分で先制PK弾の香川真司と歓喜のタッチ

ゴール直後には香川と指揮官が歓喜のタッチを交わした【写真:AP】
ゴール直後には香川と指揮官が歓喜のタッチを交わした【写真:AP】

トップ下での先発起用に“10番”が自身W杯初ゴールで応える

 日本代表は19日、サランスクのモルドビア・アレーナでロシア・ワールドカップ(W杯)グループリーグ初戦コロンビア戦に臨み、西野朗監督がトップ下の先発に指名したMF香川真司が開始早々に先制ゴールを奪う活躍を披露。指揮官の采配がズバリと的中し、ゴール直後には香川と指揮官が歓喜のタッチを交わした。

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 4-2-3-1でスタートした日本は、GKに川島永嗣、CBコンビに吉田麻也と昌子源、左サイドバックに長友佑都、右サイドバックに酒井宏樹を起用。2ボランチには長谷部誠と柴崎岳が入り、左サイドハーフに乾貴士、右サイドハーフに原口元気を入れ、トップ下に香川真司。そして最前線には大迫勇也が選ばれた。

 試合は開始早々3分に大きく動く。前線で競り合いながら抜け出した大迫がシュートを放つとこれは相手に防がれたものの、こぼれ球に反応したのが10番の香川だった。思い切り良くシュートを放つと、コロンビアのMFカルロス・サンチェスが右腕で弾いて今大会初の一発レッドカードで退場処分。これでPKを獲得した日本は、香川が同6分に冷静にPKを決めて先制に成功した。

 コロンビア戦を迎えるにあたっては、トップ下の起用を巡って本田圭佑と香川のどちらを先発させるか論争が巻き起こっていたが、指揮官はコロンビア戦で香川を抜擢。その期待に応えた10番は、ゴール直後にチームメイトと喜びを分かち合い、日本のベンチ前を通過する際には西野監督と歓喜のタッチを交わしている。

 勝負師・西野監督の采配がズバリと当たり、香川のW杯初ゴールに会場も大歓声が巻き起こった。

(FOOTBALL ZONE編集部・大木 勇 / Isamu Oki)



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