ロシアW杯の“勝負の肝”に脚光 海外誌が指摘する「特異な傾向」「大きな違い」とは
グループリーグ初戦からセットプレーが勝敗を分けるゲームが多発
ロシア・ワールドカップ(W杯)が開幕して6日目、盛り上がりは日に日に増している。今大会はアルゼンチンやブラジル、ドイツと優勝候補に位置付けられる強豪国が初戦で勝利を逃す傾向が強い。そんな波乱含みの試合が続くなか、勝負を分ける一つの鍵になっているのがセットプレーのようだ。米国で最も権威のあるスポーツ専門誌「スポーツ・イラストレイテッド」が報じている。
セルビアは現地時間17日のコスタリカ戦、後半11分にDFアレクサンドル・コラロフ(ASローマ)が約25メートルの直接FKを突き刺し、1-0で勝利した。スイスも同日のブラジル戦で、0-1と1点ビハインドで迎えた後半5分にコーナーキックからMFスティーブン・ツバーがヘディングで合わせて同点弾を決めた。
また、記事ではグループAのウルグアイ対エジプト(1-0)、グループBのイラン対モロッコ(1-0)とポルトガル対スペイン(3-3)、グループDのクロアチア対ナイジェリア(2-0)もセットプレーからの得点が試合の行方に大きな影響をもたらしていると言及。 今大会ほどグループリーグ初戦からセットプレーによるゴールが多発することは特異な傾向とし、「セットプレーが今大会において大きな違いになってくる」と指摘している。
レアル・マドリードのポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドが現地時間15日に行われたスペイン戦の後半終了間際に意地の同点FKを叩き込んだのは記憶に新しいが、今後もセットプレーがロシアW杯の肝となってくるのかもしれない。
(FOOTBALL ZONE編集部)
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