90年イタリアW杯得点王スキラッチ氏が同国代表の新鋭FWインモービレに太鼓判 イタリアに“第二の救世主”は現れるか!?

ZONE WEB

 スキラッチ氏は、昨季トリノで22ゴールを記録したセリエA得点王を高く評価した。インモービレはその活躍が認められ、すでに来季からドイツブンデスリーガのボルシア・ドルトムントへの移籍が決まっているストライカーだ。氏は、彼をこう評した。

「多くのゴールを決めた重要なシーズンを送ったので、活躍できるすべての条件を満たしている。僕が90年イタリアW杯の前に持っていたと同じ情熱を彼も持っている」

 現役時代、生粋のストライカーとして知られたスキラッチ氏は、インモービレにシンパシーを感じている。

「彼もゴールから離れた距離から仕掛けるのが好き。そしてスピードもある。ほとんどの選手には見えないゴールへの特別な視覚、典型的な得点王のゴールへの嗅覚がある。GKの前で、全く落ち着いたままでいられる。そして、90年の私に起きたことだが、まだ誰も警戒していない」

 イタリア代表FWマリオ・バロテッリのようなスター選手と異なり、昨季頭角を表したインモービレはまだ無印に近く、マークが甘くなる可能性がある。

 90年のイタリアW杯は、大会途中までは、2トップをアンドレア・カルネバーレとジャンルカ・ヴィアリが務めた。だが、1次リーグ3試合目からスキラッチが入り、国民を激情の渦に巻き込んだ。

「イタリアの代表の歴史では、スタメンが保証されている選手は少ない。プランデッリ監督のチームでは不動の存在はブッフォン、ピルロ、あとは守備の何人か。他の選手はポストを獲得しなければならない。僕がカルネバーレのポジションを奪ったと同じようにね」

 

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