W杯優勝戦士リトバルスキーが「ハメス攻略法」を指南 活路は“マラドーナ対策”にあり
ハメスを1対1で止めることは不可能…鍵を握るのはチームワーク
日本代表は19日にロシア・ワールドカップ(W杯)初陣を迎え、グループリーグ初戦でコロンビアと対戦する。4年前のブラジル大会で1-4と完敗を喫した相手にリベンジを期す戦いとなるが、やはり警戒すべきは司令塔のハメス・ロドリゲス(バイエルン)だろう。抜群のテクニックと決定力を誇る「10番」をいかに止めればいいのか。
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現在、ドイツ1部ヴォルフスブルクのスカウティング部長を務める元西ドイツ(当時)代表MFピエール・リトバルスキー氏が、西野ジャパンが挑む命題に切り込んだ。
「ハメスはコロンビア最大のキーマンです。日本代表は最大限のケアが必要ですが、正直ハメスを1対1で止めることは不可能でしょう。彼はオフ・ザ・ボールの動きも狡猾で、ボールに気を取られているうちに、DFの背後を取ってしまう。同じサイドにボールがある時にもDFラインの背後に走り込む。テクニックも素晴らしいですね」
現役時代に天才ドリブラーとして知られ、1990年イタリアW杯で西ドイツ代表の優勝メンバーとなったリトバルスキー氏はこう語った。
フジテレビのW杯中継で「ワールドカップスペシャルサポーターズ」として特別解説を務めるために来日し、単独取材に応じてくれた同氏の目には、4年前に日本が屈したハメスを1対1で食い止められる選手は、西野ジャパンにはいないと映ったようだ。
しかし、1対1で止めるのがいかに困難でも、ハメスの影響力を最低限にとどめる術は存在する。「チームワークしかない」とリトバルスキー氏は語る。
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