勝負師・西野監督の秘策は? 本田は先発で“捨て駒”、勝負所で“スーパーサブ香川”投入も
W杯初戦、牽制し合う展開で香川は“消える”可能性も…
西野体制の初陣となった国際親善試合ガーナ戦(0-2)、続くスイス戦(0-2)で先発した本田は結果を残せず、パラグアイ戦で先発した香川は1ゴール2アシストと明暗が分かれた。相手が異なるため条件は一緒とは言えないが、それでも香川がトップ下争いを制した形となっている。
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もっとも、だからと言って西野監督がコロンビア戦で先発に香川を100%送り込むとは言えない。それは、西野監督が“スーパーサブ・香川”の秘策を練っているかもしれないからだ。
W杯初戦という舞台を考えれば、お互いに様子を見ながら慎重な立ち上がりになることが予想される。それは言い換えれば、互いに組織が安定したなかで牽制し合う展開だ。当然スペースはなく、相手のギャップ間で最も輝きを放つようなタイプの香川にとっては“消える”可能性が高くなる。
それでもこじ開ける力を香川が秘めている一方、西野監督が後半勝負と割り切る戦い方をするならば、「先発・本田、後半の勝負所で香川」の使い分けは十分にあるだろう。トップギアで走れるところまで本田を起用し、相手に多少の疲労が見えたところで香川を投入すれば、前半よりも相手の組織は崩れやすくなっており、活用できるスペースも生まれているはずだ。