辛勝発進のイングランド、英メディアが不発の“10番”酷評 「スターリングの謎が再び」
W杯初戦チュニジア戦、ケインの後半AT弾で2-1と競り勝つ
イングランド代表は18日にロシア・ワールドカップ(W杯)初戦でチュニジアと対戦。キャプテンのFWハリー・ケインの活躍で2-1と辛くも勝利を収めた。チーム全体としては攻撃の迫力を欠く低調な出来に終わっており、背番号10を託されたFWラヒーム・スターリングら不発に終わった選手は、英メディアの採点でチームワーストタイ評価となった。
イングランドは前半11分にMFアシュリー・ヤングのコーナーキックからDFジョン・ストーンズが頭で合わせ、GKが弾いたところをケインが詰めて先制。しかし、同35分にはPKで同点とされた。
試合の主導権を握っていたものの、その後はゴール前での精度を欠いたイングランド。FWマーカス・ラッシュフォードやMFルベン・ロフタス=チークらを投入して攻勢に出たが、ゴールは奪えなかった。
1-1のまま引き分け濃厚で迎えた後半アディショナルタイム、試合を決めたのはやはりエースのケインだった。右サイドのCKからDFハリー・マグワイアが頭で逸らすと、ファーサイドで待っていたケインがヘディングで押し込み決勝点を奪った。
2得点でチームに勝利をもたらしたケインは、英公共放送「BBC」でマン・オブ・ザ・マッチに選出された。選手採点でも単独トップの8点がつけられ、「ゴールデンブーツを視野に入れ、素晴らしいスタート」と高い評価を受けた。
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