満身創痍のFW岡崎慎司、W杯3大会連続弾を期す 「目指さないFWはいない」
「別に僕だけじゃない」 コンディションに不安もストライカーを突き動かすプライド
日本代表は19日、ロシア・ワールドカップ(W杯)グループリーグ初戦のコロンビア戦に臨むなか、満身創痍のFW岡崎慎司は「目指さないFWはいない」とW杯3大会連続ゴールを誓っている。
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12日の国際親善試合パラグアイ戦で1トップとして先発した岡崎は、前線からの献身的なチェイシングなどを見せ、4-2の勝利に貢献。「パラグアイ戦で最低限のプレーはできたと思っていて、そこからコンディションが上がってくると思っていた」という岡崎だが、両ふくらはぎを痛め、パラグアイ戦以降は別メニューが続いていた。
一時は23人のメンバーリストから除外される話も浮上したが、西野朗監督はそのまま帯同を決定している。コロンビア戦の前日練習を全てこなしたという岡崎は「多少痛みがあったぐらいで、それが取れればと思っていた。個人的には試合に向けていい準備ができたなという感じ」と強調した。
もっとも万全とは言えない状態だが、岡崎自身は「当然そういう選手はW杯で各国代表に何人もいると思う。別に僕だけじゃないと思っている」とどこ吹く風。なにより日本代表としてのプライドが、ストライカーを突き動かしているようだ。
「自分が選ばれるということに責任を持っているし、選ばれたということはいろんなものを背負っている。自分が何かをやらないと選ばれたことの証明にならない」
代表としての矜持を滲ませた岡崎。コンディション面に不安を残すなか、W杯3大会連続ゴールについて「FWである以上、それがチームの勝利に間違いなくつながるので、そういう意味ではそこを目指さないFWはいないと思います」と断言。W杯2大会連続ゴールでMF本田圭佑と並んでいるが、旧友の先を越すゴールを虎視眈々と狙っている。
(FOOTBALL ZONE編集部・大木 勇 / Isamu Oki)