“10番”香川へ、元独代表リトバルスキーが提言 「重荷背負いすぎ」「今こそ楽しむべき」

香川は4年前のブラジル大会では不発に終わった【写真:Getty Images】
香川は4年前のブラジル大会では不発に終わった【写真:Getty Images】

1990年大会優勝のリトバルスキー氏が語る、W杯での香川“覚醒”の鍵

 日本代表は19日に、ロシア・ワールドカップ(W杯)初戦のコロンビア戦を迎える。トップ下での先発が予想されるMF香川真司(ドルトムント)は、4年前のブラジル大会で背番号10として期待されたが不発に終わり、スタメン落ちの屈辱も味わった。

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 今季は故障に苦しみながら、前哨戦のパラグアイ戦で完全復活。1ゴール2アシストの活躍で、MF本田圭佑(パチューカ)とのトップ下のポジション争いを制したように見える。そんな上昇ムードにある香川のロシアでの覚醒の鍵を、1990年イタリア大会で西ドイツ代表(ドイツ)の一員としてW杯制覇を経験しているピエール・リトバルスキー氏が明かしてくれた。

「香川は多くの試練を迎えてきた。少し自信を失っているように見える時期もあった。今こそフットボールを楽しむべきだと思う。肩に重荷を背負いすぎているように思える。もう少しリラックスしてプレーすればいい。ゴールを決めたなら、もっと喜びを表現すべきだ。彼にはちょっとしたきっかけさえあればいい」

 現在はドイツのヴォルフスブルクでスカウト部長を務めているリトバルスキー氏は、こう語った。フジテレビのワールドカップ中継で「ワールドカップスペシャルサポーターズ」として特別解説を務めるために来日。単独取材に応じてくれたなかで、ブンデスリーガのライバルチームのスカウトとして視線を送ってきた香川が、大舞台を前にすべきことはメンタル面のスイッチだという。

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