失意の王者ドイツに元英代表DFが問題提起 W杯落選の“ジョーカー”の必要性を指摘
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ファーディナンドはメキシコ戦のような展開ではザネが必要と主張
前回王者ドイツは現地時間17日、ロシア・ワールドカップ(W杯)グループリーグ初戦でメキシコに0-1で敗れた。ボール支配率66.6%を記録したドイツだったが、メキシコの素早いプレスとカウンターに大苦戦。英衛星放送「BBC」で解説を務める元イングランド代表DFリオ・ファーディナンド氏は、“必要な選手”としてドイツが自ら手放した切り札の名を挙げたという。英メディア「GiveMeSport」が報じている。
「彼らは十分でなかった。いつものドイツを目にすることができなかった。ここで問題を提起したい。ザネだ。彼はテレビを見ながら思っていただろう。『自分だったらあそこで何かできたはずだ』と」

マンチェスター・シティのMFレロイ・ザネは今季公式戦で14得点19アシストを記録。欧州5大リーグで活躍するドイツ人選手で誰よりもゴールに絡みながら、最終メンバー23人からは無念の落選となった。
22歳の新鋭不在について、ファーディナンド氏は「結果論であることは承知のうえだが、ザネのような存在はこの試合のようなシュチュエーションでは必要。相手守備陣を恐れさせる正真正銘のスピードの持ち主だ」と言及。圧倒的なスピードを誇るザネが状況を打開するジョーカーになりえたという。
初戦を落とし、追い詰められたドイツのヨアヒム・レーブ監督は、のちに自らの判断を後悔するかもしれない。
(FOOTBALL ZONE編集部)
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