韓国、痛恨の黒星発進 VARでスウェーデンにPK献上、神童イ・スンウデビューも実らず
韓国は前半28分にパク・チュホが負傷退場するアクシデント
ロシア・ワールドカップ(W杯)グループFのスウェーデン対韓国の一戦が18日に行われ、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)判定のPKによる虎の子の1点でスウェーデンが1-0で勝利。2大会ぶりとなる勝ち点3を狙った韓国は黒星発進となった。
同グループの前回大会王者ドイツが前日に行われた初戦でメキシコに0-1で敗れたことにより、結果次第では混戦ムードに拍車がかかる一戦となった。韓国はトットナムで活躍するFWソン・フンミンが当然ながら先発起用。そのほかにもFC東京のDFチャン・ヒョンスやDFパク・チュホ、DFキム・ヨングォンらJリーグに馴染みある選手が最終ラインに並んだ。一方、イタリアをプレーオフで下したスウェーデンはMFエミル・フォルスベリらが先発のピッチに立った。
キックオフ直後からペースを握ったのは韓国。ロングボールを起点に相手陣内に押し込む展開が続いた。しかしスウェーデンも前半16分にセンターバックのDFアンドレアス・グランクビストの攻撃参加から、FWマルクス・ベリとのワンツーでペナルティーエリア内に入り込むシーンを作り、一進一退の攻防となった。
同21分に大きなチャンスがスウェーデンに転がり込む。ペナルティーエリア右でのMFオラ・トイボネンのダイレクトパスから、ベリがフリーとなりゴール前至近距離でシュートを放つ。しかしここで韓国GKチョ・ヒョヌが右太ももに当てるファインセーブ。韓国としては命拾いする形となった。
韓国は前半28分にアクシデントが起こる。右サイドからのサイドチェンジを処理しようとしたパク・チュホが右足ハムストリングを痛め、DFキム・ミヌとの交代を余儀なくされた。同35分にはカウンターからソン・フンミンがロングドリブルでペナルティーエリア右まで運んだものの、味方と合わず決定機とはならなかった。