「本来に近いところに来ている」 西野監督、本田に“確信”も先発起用を明言せず
本田の技術&精神、「代表として不可欠なところ」に期待して招集
日本代表は現地時間19日にロシア・ワールドカップ(W杯)グループリーグ初戦のコロンビア戦に臨む。会場となるサランスクのモルドビア・アレーナで行なわれた前日会見に西野朗監督とMF長谷部誠が出席。MF本田圭佑の先発の可能性について問われた指揮官は、成長ぶりを称賛しながらも、先発を明言しなかった。
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本田はバヒド・ハリルホジッチ前監督時代に代表から遠ざかる期間もあった。西野監督も「本田はヨーロッパのリーグからメキシコのリーグに変わって成長を図っている。代表にも招集を受けたり受けなかったりもあった」とそれまでの流れに触れつつ、レフティーの能力を改めて称賛している。
「私自身は技術的、精神的なところ、代表として不可欠なところに期待するなかで招集をかけた」
新体制の初陣となった5月30日のガーナ戦(0-2)、6月8日のスイス戦(0-2)と連敗を喫したなか、本田は2試合とも先発出場。結果こそ残せなかったものの、西野監督はスタメンとしてピッチに送り出した。続く12日のパラグアイ戦(4-2)では出場機会が訪れなかった一方、ポジションを争うMF香川真司が1ゴール2アシストと活躍。そうしたなかで本田の先発落ちが囁かれていた。
「ここ1カ月、テストマッチ3試合、うち2試合にトライしてもらって、確実に彼本来のプレーに近いところに来ていると確信している」
本田の状態が上向いているとした西野監督だが、“先発”の可能性には触れずに終えている。果たして、コロンビア戦のスタメンに本田の名前は並ぶのか。指揮官の決断に注目が集まる。
(FOOTBALL ZONE編集部・大木 勇 / Isamu Oki)