「簡単な試合なんて…」 アルゼンチンの重鎮MFがドロー発進に本音「それがW杯だ」 

マスチェラーノはアイスランド戦の結果に悔しさを滲ませつつ、「W杯に簡単な試合はない」と強調した【写真:Getty Images】
マスチェラーノはアイスランド戦の結果に悔しさを滲ませつつ、「W杯に簡単な試合はない」と強調した【写真:Getty Images】

アイスランドの守備を称賛しつつ、「彼らは攻撃して来なかった」と戦術に疑問を呈す

 アルゼンチンは、現地時間16日に行われたロシア・ワールドカップ(W杯)グループリーグ初戦のアイスランド戦で1-1の引き分けに終わった。中盤でチームを支えるMFハビエル・マスチェラーノ(河北華夏)は、結果に悔しさを滲ませつつも、「簡単な試合なんてない。それがW杯だ」と強調した。スペイン紙「マルカ」が報じている。

 試合は序盤からアルゼンチンがボールを保持しながらゴールに迫った。しかし、前半を1-1で折り返すと、迎えた後半19分にはエースであるFWリオネル・メッシ(バルセロナ)がPKを失敗。その後も自陣にブロックを構築するアイスランドを崩し切ることができず、初出場の“格下”相手に勝ち星を取りこぼす痛恨のドローとなった。

「最初の試合は常に難しいものだ」

 マスチェラーノは「勝つためのチャンスはあったと思うが、最高のゲームをすることはできなかった」と主張。ただ、「何よりも相手の守備は素晴らしかった。今は諦めずに継続していくしかない。簡単な試合なんてないし、それがW杯だ」と、チームがブレずにやり続けることが必要だと語っている。

 一方、アイスランドの守備的な戦い方に関しては、「彼らは攻撃して来なかったし、攻撃への切り替えを含めて準備ができていなかった」と言及。「我々はファイナルサードを攻略することができなかったが、ボールの後ろに10人が守っていれば、それは理にかなっていると思うよ」と、相手の戦術への思いを語った。

 21日にはクロアチアとの重要な一戦が控えるアルゼンチン。決勝トーナメント進出のためには、是が非でも勝利を飾りたいところだ。

(FOOTBALL ZONE編集部)

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