「国民の信頼を取り戻す」 イングランド代表主将ケイン、16年EUROの失望からの決意
06年ドイツ大会から初戦で勝利できていない現実を乗り越えられるか
イングランド代表は現地時間18日、ロシア・ワールドカップ(W杯)初戦のチュニジア戦を迎える。主将のFWハリー・ケイン(トットナム)は、「我々がしたいのは、国を誇りに思えるようにすることだ」と今大会でサポーターの信頼を取り戻す必要性を主張した。英紙「デイリー・メール」が報じている。
W杯欧州予選を無敗で勝ち抜いて本大会に進んだイングランドだが、振り返れば2016年にフランスで行われた欧州選手権では決勝トーナメント1回戦で小国アイスランドに敗戦。大きな期待を寄せていたサポーターは失望を隠し切れなかった。
「EUROの失望後、国民の信頼を取り戻す必要がある。2年前にフランスで起きたことは、誰もがつらい気持ちを抱いている。僕らがしたいのは、国を誇りに思えるようにすることだ」
ケインは過去の悪夢を今大会で払拭することを宣言。また2006年大会以来、初戦で勝利できていない状況を踏まえ、チュニジア戦の必勝を口にした。
「どんな試合でも最初の試合は大きな意味を持つ。勝利できれば勢いは増す。チュニジアはこの試合でアップセットを狙ってくるだろうが、我々は彼らが良いチームだと分かっているので、彼らを過小評価しない。良いポジションにつけるために、しっかりと地に足をつけて戦っていかなければならない」
チームのエース兼主将として、「ゴールを決める責任がある」と語ったケイン。2016年に失った信頼を取り戻すためには、この男の働きが鍵を握ることは間違いない。
(FOOTBALL ZONE編集部)
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