「受け入れがたい」 不覚の王者ドイツ、レーブ監督もショック「パニックにならず…」
前半35分に失点を喫し、そのままノーゴールで敗戦 「慌てていた面もある」
ロシア・ワールドカップ(W杯)のグループリーグ初戦で王者ドイツがメキシコに0-1で敗れる波乱が起きた。ドイツを率いて3度目のW杯となるヨアヒム・レーブ監督は試合後の会見で、この敗戦を「受け入れがたい」と振り返った。
試合はメキシコがドイツを完全攻略。徹底したプレスでビルドアップ能力の高いDFマッツ・フンメルスや司令塔のMFトニ・クロースに自由を与えず、DFジェローム・ボアテングにボールをもたせるゲームプランを遂行。積極的にオーバーラップを仕掛ける右サイドバックのDFジョシュア・キミッヒの背後を突くカウンターも冴え渡った。
そして前半35分にはPSVでプレーするFWイルビング・ロサーノのゴールが決まり、これが決勝点となってドイツは0-1で敗れた。試合後の会見でレーブ監督は、「とても残念だ。初戦を負けたのだからね。受け入れがたい」と肩を落とした。
「前半はとても悪い出来だった。いつも通りのプレーができず、パスも攻撃も効果的でなく、多くのカウンターを受けた。ボールを失い、広く開いたギャップを使われた。後半はいくつか枠内シュートもあったが、フィニッシュの局面で落ち着きを欠き、慌てていた面もある」
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