宿敵ACミランとのフランス代表MFコンドグビア争奪戦に勝利したインテルだが、今夏は大刷新の嵐が吹き荒れそうだ。イタリア紙「トゥット・スポルト」が報じている。 「インテルが13人を販売中」という見出しで始まる記事では、クロアチア代表FWコバチッチに加え、MFグアリンと、エルナネスのどちらか1人というように放出候補の名前を列挙。日本代表DF長友も、ドドと、ダンブロージオの3人の中から1人が放出されると、候補の1人として報じられた。現在のところ、長友に対してはシャルケ(ドイツ)やサンプドリア(イタリア)などが獲得に興味を示しているようだ。 インテルは、 過去3年間の赤字が180万ユーロ(約2億5000万円)を超え、ファイナンシャル・フェアプレー違反による制裁が濃厚になっている。財政再建が求められる中、来季の欧州カップ戦への道も閉ざされた。そうした状況では、「コンドグビアと、ミランダを獲得した今、放出に集中している」と同紙が報じるように、移籍市場の中で普段と、反対の意味で存在感を発揮しそうだ。 【了】 サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images