独自のスタイルを極めた小国アイスランド モウリーニョも絶賛「これ以上ない」
優勝候補アルゼンチンを相手に1-1の健闘
マンチェスター・ユナイテッドのジョゼ・モウリーニョ監督が、ロシア・ワールドカップ(W杯)初戦で、アルゼンチン相手に1-1で引き分けた、アイスランドの健闘に賛辞の言葉を送っている。ロシアテレビ局「RT」が報じた。
アイスランドは前半19分に先制されるも、その4分後に追いつき、後半17分のPKのピンチもGKハンネス・ハルドーソン(ラナース)が好セーブで防いだ。優勝候補相手に勝ち点1を拾う上々の滑り出しを見せた。
同局で、この試合を解説したモウリーニョ監督は、人口約33万人の小国アイスランドを手放しで称賛した。
「フェアな結果だったね。アイスランドは限界までプレーできていた。繰り返しになるが、限界までプレーを全うしたチームに、これ以上のことを求めることはできない。もしアイスランドを一言で表現するとしたら、“コンパクト”だね。あくまで印象だが、後半24分あたりにはGKと9人がボックス内にいて、87分あたりにはGKと10人が固まっていたね。まさにコンパクトだ。スペースを消し、幅と深さをコンパクトに徹底した」
さらにモウリーニョ監督は、北欧で育った彼らのタフネスさを「ファンタスティックな規律に精神力、強さが備わっていた。アイスランドで育った彼らは、赤ん坊の頃から朝食に肉をたくさん食べているからね、強靭なフィジカルを備えているよ」と、独特な表現で称えた。体を寄せ合い、極寒の地で耐え抜く姿が目に浮かぶ、タフで、コンパクトなサッカーを極めるアイスランドは、強豪国にとって厄介な存在となりそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)
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