「しっかり楽しみたい」 泰然自若の本田圭佑、三度目のW杯へ「開き直るしかない」
2010年、2014年大会に続く自身三度目のW杯を迎え、「落ち着いた状態」と心境吐露
日本代表は19日にロシア・ワールドカップ(W杯)グループリーグ初戦のコロンビア戦を控えるなか、17日にベースキャンプ地のカザンでトレーニングを行った。自身三度目のW杯を迎えるFW本田圭佑は「しっかり楽しみたい」と泰然自若ぶりを見せている。
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日本代表はコロンビア戦前最後となるカザンでのトレーニングを終え、取材に応じた本田はW杯への思いを吐露。初出場の2010年南アフリカW杯、2014年ブラジルW杯に続いて三度目の本大会を迎える。
「究極論、サッカーは最終的に個。誰かの一振りがゴールに入るかどうかだけ。戦術でゴールは決められない。その意見は一切変わっていない。初めてW杯を経験した時から今まで変わっていない」
自身のサッカー観を改めて口にした本田は“個の重要性”を強調。W杯でも“個”が結果を左右すると見ている。「それを高めるためだけに自分はヨーロッパに挑戦し続けたと言っても過言ではない。そんなに簡単に(個の能力が)伸びるものではないという格闘と、酸いも甘いもヨーロッパでそれなりに経験した」という経験が、本田に落ち着きを与えている。
「3回目のワールドカップ、しっかり楽しみたいなと思います。ここまで来たら開き直るしかない。チームとして、とにかく全部出し切る。それはただの根性というだけじゃなくて、ロジカルな部分も含めて全部出し切る。そういう落ち着いた状態ではいます」
2大会連続でゴールを決めている男は、W杯初戦を目の前にして落ち着き払っていた。
(FOOTBALL ZONE編集部・大木 勇 / Isamu Oki)
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