オーストラリア代表の善戦を地元メディアも称える 「デシャンの顔が全てを物語った」
強豪フランスを相手に見せた新たなスタイルを好意的に伝える
ロシア・ワールドカップ(W杯)のアジア最終予選で日本を苦しめたオーストラリアは、大会初戦で優勝候補のフランスに1-2で敗れた。オーストラリア公共放送「SBS」は、「デシャンの表情が全てを物語った」と伝え、決してパフォーマンスは悪くなかったと報じた。
オーストラリアは、最終予選後にアンジェ・ポステコグルー監督(現・横浜F・マリノス監督)が辞任。新たにオランダ人のベルント・ファン・マルバイク監督に指揮を託して本大会に臨んだ。
前体制ではポゼッション重視のサッカーを展開していたが、ファン・マルバイク監督はフランス戦までの短期間で守備を重視し、素早いサイドアタックを繰り出すスタイルへとチームを変貌させた。
「SBS」は、「デシャンのチームは超巨額の才能が集まっているチームとしての価値は、そこまで見せなかった。ビデオ・アシスタントレフェリー(VAR)によってPKが与えられた後も、彼は不安な顔を続けていた」と敵将の表情にフォーカスし、こう続けた。
「その後、オーストラリアが正当なPKを得て追いつくと、追い詰められた顔になった。我々にとってはわずかな角度が不運だったポグバのゴールが決まり、試合が終わった後のデシャンの表情が全てを物語った」
オーストラリアは後半10分過ぎに、W杯史上初のVAR判定によるPKで先制を許した。だが、サッカルーズ(オーストラリア代表チームの愛称)は得意のセットプレーから逆にPKを獲得し、同点に追いついた。
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