スペインの“万能DF”がW杯史に残る名勝負で躍動 データが示した貢献度の高さとは?

“ポリバレント”なナチョをジダンも重宝

 レアルでは長くバックアッパーとして出場機会が限られていたが、2016年1月にジネディーヌ・ジダン監督が就任するとナチョの起用が増えた。昨季は公式戦39試合に出場すると、今季は42試合出場を果たし、キャリア最多となる出場時間を記録している。

 本職のセンターバックに加えて右SB、左SBを務めるなど、最終ラインで“ポリバレント”な一面を随所で発揮してきた。スペイン代表でもその多様性は評価され、バルセロナDFセルジ・ロベルトやチェルシーDFマルコス・アロンソらが落選するなか、ナチョの名はリストに記されることとなった。

 今大会中に、スペインの最終ラインにアクシデントが起こる可能性もある。しかし、ハイレベルな“万能DF”ナチョがいればなんとかしてくれる――そんな頼もしさが、今の彼には宿っている。

(FOOTBALL ZONE編集部)

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