辛勝発進のフランス代表監督、W杯の難しさ語る 「我々は危険ではなかった」
オーストラリアに2-1と勝利、デシャン監督「ミスが多かった」
現地時間16日に行われたロシア・ワールドカップ(W杯)初戦のオーストラリア戦を2-1の辛勝で終えたフランス代表のディディエ・デシャン監督は、「開幕戦は別にして……」と、W杯の戦いが厳しいものであることを語った。フランス紙「レキップ」が報じている。
デシャン監督は直前の国際親善試合アメリカ戦で頭部を負傷し、傷を縫合する処置があったFWオリビエ・ジルーをベンチスタートにした。それによって生まれたスピード型の3トップは、流動的な攻撃を見せたものの軸のない感は否めず、攻撃の機能性は高くなかった。
それでも、W杯の歴史で初となるビデオ・アシスタントレフェリー(VAR)制度によって与えられたPKをFWアントワーヌ・グリーズマンが決め、同点にされた後はMFポール・ポグバのシュートがゴールラインテクノロジーで得点と認められ、辛くも押し切った。
デシャン監督は「簡単ではなかったが、初戦の勝利は重要だ」とした上で、チームが抱えた問題点も話している。
「今日、苦労することになった我々のチームは、少し複雑なものがあった。ペースの変化があまりなく、少しチャンスを逃したのも事実だ。オーストラリアにとって危険ではなかったし、狭いエリアでパスを受けるミスも多かった」
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