現役時代“サンドニの悲劇”がフランス代表デビュー戦だったコートジボワール代表のラムシ監督が再び日本に襲いかかる

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 現役時代フランス代表のボランチだったラムシ監督は記事内ではこう語っている。

「フットボールについて知っていれば、C組は非常にどの国にも突破のチャンスがある、バランスの取れたグループだと言えるが、間違いなく簡単ではない。個人的には4カ国の力は互角だと思っている。それぞれの国に特長があり、決勝リーグ進出の可能性がある。個人的にはファルカオが出場できていれば、コロンビアが最有力候補だった。このチームには攻撃力がある。ギリシャは難しい相手だ。守備が堅いので簡単な相手ではない」

 ラムシ監督は、フランス代表のデビュー戦が日本では“サンドニの悲劇”として知られる2001年3月24日のトルシエジャパンとの試合だったという因縁深い相手だ。

 12年にコートジボワールの監督に就任した指揮官からは、チームへの自信を言葉にしながらも、楽観的なフレーズはどこにも見当たらなかった。

「我々の目標は今までコートジボワールが成し遂げたことのない決勝リーグ進出。この2年間で私のアイデア、戦術をチームに注ぎ込んできた。それはうまく機能している。このチームにはヤヤ・トゥーレ、ドログバ、ジェルビーニョという世界的に偉大な選手がいる。しかし、この年代ではまだ何かを勝ち取ったわけではない。その理由を模索しなければいけない」

 日本とW杯初戦を戦う慎重な口ぶりの敵将に、油断や慢心の様子はどこにもなかった。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

※ワールドカップ期間中、サッカーマガジンゾーンウェブが記事内で扱うシーンやデータの一部はFIFAワールドカップ?公式動画配信サイト&アプリ『LEGENDS STADIUM』で確認できます。
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