ポグバがフランスの“将軍”プラティニ以来の記録 豪州戦で決勝弾、W杯2大会連続ゴール
浮き球シュートがクロスバー直撃、ゴールラインテクノロジーで得点が認められる
フランス代表MFポール・ポグバ(マンチェスター・ユナイテッド)は、16日のロシア・ワールドカップ(W杯)のオーストラリア戦(2-1)でFWオリビエ・ジルーとのコンビネーションから浮き球シュートで決勝ゴールを奪って勝利に貢献。同国のレジェンドである“将軍”ミシェル・プラティニ氏以来となる記録のゴールで、白星発進の立役者となった。
試合は後半10分に今大会から採用されたVAR(ビデオ・アシスタントレフェリー)で判定された初のPKを、FWアントワーヌ・グリーズマン(アトレチコ・マドリード)が決めてフランスが先制。しかし、オーストラリアも同16分に主将MFミル・ジェディナクがPKを成功させて同点とした。
勝負を分ける1点が決まったのは、後半36分だった。途中出場のFWジルーの巧みなポストプレーからパスを受けたポグバが右足でループシュート。これはクロスバーを叩き、バウンドしたところでゴールラインを越えた。ゴールラインテクノロジーにより際どい判定で得点が認められ、フランスに決勝点がもたらされた。
ポグバは14年のブラジルW杯ナイジェリア戦に続いてのゴールで、W杯2大会連続の得点となった。英サッカー情報サイト「Squawka」によれば、フランス代表選手でこれを達成したのは1986年のプラティニ氏以来のことだという。
90分を通して高いパフォーマンスだったとは言い難いポグバだが、ここぞという場面での勝負強さはさすがの一言。ゴールラインテクノロジーによるゴール認定と“持っている”ところも見せつけた。
苦しみながらも勝利を飾ったフランスだが、やはり中盤に君臨するポグバの活躍がチームの浮沈を左右することになるかもしれない。
(FOOTBALL ZONE編集部)
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