34歳イニエスタがW杯で見せた“知性” 名手リトバルスキーも称えた「向上した能力」とは
「全盛期に比べればフィジカル的に少し衰えはあるが…」
「フィニッシュのクオリティーという部分では少しばかり後退していますが、ボールを扱う技術、ゲーム理解力、試合を読む戦術眼は向上しています。いまだにボールロストは少ない。全盛期に比べればフィジカル的に少し衰えはありますが、戦術面、そしてチームをけん引する能力という部分でも成長している印象を受けます」
スカウトとして世界各地で年間100試合以上を視察している往年の名ドリブラーは、こう語った。ラストパスやシュートなどのフィニッシュ面、そして加齢によるフィジカル面の下降は認める一方で、以前から定評のあった技術や戦術眼などの知性は、さらなるレベルアップを果たしているとリトバルスキー氏は評価していた。
「彼はチームメイトの能力を一度把握すれば、周囲のパフォーマンスを引き上げる能力者です。全体的にはレベルアップしていると感じます」
リトバルスキー氏も認めるフットボール界最大の知性イニエスタ。無敵艦隊を2大会ぶりの頂点へ導く活躍が期待される。
(FOOTBALL ZONE編集部)