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“コンドグビア・ダービー”に敗れたミラン、ベルギー代表MFに照準か
焦るミラン
思うような補強策が進まないセリエAのACミランが、新たな補強候補としてベルギー代表MFアクセル・ヴィツェル(ゼニト)の名前を挙げている。伊地元紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」が報じている。
ミランは今月、タイの大富豪ビー・タエチャウボル氏に株式の48%を5億ユーロ(約700億円)での売却に合意したという。これによって得られる潤沢な資金を元に大型補強へと乗り出していた。
しかし、元エースFWズラタン・イブラヒモビッチ(パリ・サンジェルマン)の復帰を目指すも本人が残留を明言。獲得間近と言われていたポルトガルリーグ3季連続得点王ジャクソン・マルティネス(FCポルト)も、直前でアトレチコ・マドリード移籍に傾くなど思うように強化が進んでいない。
さらに、ASモナコのMFジョフレイ・コンドグビアも獲得合意と言われながら、直前で宿敵インテルが争奪戦に参戦。フランス代表を巡る“ミラノ・ダービー”に発展したが、3500万ユーロ(約49億円)プラスボーナス300万ユーロ(約4億2000万円)という条件を提示したインテルが獲得することになったようだ。
焦るミランは、すぐさま新たな候補としてヴィツェルをリストアップ。ロシアで活躍する万能MFに対しては、コンドグビアに送ったオファーと同等の3000万ユーロ(約42億円)を提示しているという。
ただし、ヴィツェルにしても同様に他クラブとのし烈な争いが繰り広げられるはずだ。スタンダール・リエージュ出身の26歳に対してはイタリア王者ユベントスも興味を示している。
そのほか、アタランタの司令塔MFダニエレ・バゼッリ、ローマが保有権を半分持つジェノアのMFアンドレア・ベルトラッチなども新戦力としてリストアップされている。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images