“45度目の正直”— C・ロナウド、W杯&EURO初の直接FK弾は重要なスペイン戦で炸裂
強豪スペイン相手に圧巻の3ゴール、33歳130日でのW杯史上最年長ハットトリックに
ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドは、現地時間15日に行われたロシア・ワールドカップ(W杯)のグループリーグ初戦、スペイン戦(3-3)でハットトリックを達成。1点ビハインドの後半43分には鮮やかな直接FKでゴールを奪ったが、W杯と欧州選手権の本大会では45本目のトライにして初の直接FK弾になったという。
試合開始4分に自ら得たPKを決め、史上4人目となるW杯4大会連続得点を成し遂げたロナウド。1-1で迎えた前半終了間際には、スペイン代表GKダビド・デ・ヘアのミスを誘う左足の強烈なミドルシュートで2点目を奪った。
ポルトガルは後半に2失点して逆転を許したが、救世主となったのもロナウドだった。後半43分、自ら身体を張って得たゴール正面約22メートルの直接FKを絶妙のコントロールで決め、今大会初のハットトリックを達成したのだ。
データ分析会社「オプタ」によると、ロナウドがW杯と欧州選手権の本大会で直接FKによる得点を挙げたのはこれが初。実に45本目の直接FKがようやく実を結んだと伝えられている。
かつては予測不能の変化をする無回転シュートのFKがロナウドの代名詞のようになり、FKからのゴールも量産していた。このところは鳴りを潜め、代表での国際舞台では成功がなかったなかで、スペインとの“イベリア半島ダービー”で見事に成功させた。
33歳130日でのハットトリックで、W杯史上最年長記録まで塗り替えたロナウド。クラブでの同僚選手も多いスペイン相手にさすがの勝負強さを見せつけた。
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