「僕らは本命じゃないけど優勝候補」 C・ロナウド、3ゴール発進でW杯制覇へ野心
優勝候補スペイン相手に自身W杯初のハットトリック達成「僕は幸せだよ」
ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドは、ワールドカップ(W杯)自身初のハットトリックを喜びつつ、野心を隠さなかった。現地時間15日のロシア大会グループリーグ初戦、スペイン戦でハットトリックを達成し、3-3のドロー発進に大きく貢献。試合後、「僕らは“本命”じゃないけど優勝候補だ」と強く言い放ったという。スペイン紙「マルカ」が報じている。
バロンドール獲得5回を誇る男の決定力は、半端ではなかった。2年前の欧州選手権王者として臨んだスペイン戦、前半2分に得意のシザースフェイントからPKを奪取し、自ら決めて先制点をゲット。1-1の前半終了間際には痛烈なグラウンダーショットでスペインGKダビド・デ・ヘアの手を弾き2点目を挙げると、極めつけは2-3と追う展開となった後半43分だ。自ら身体を張って得たゴール正面約22メートルの直接FKを絶妙のコントロールで決め、今大会初のハットトリックを達成。この試合のMVPを獲得した。
「僕は幸せだよ。W杯で初めてのハットトリックをできたし、優勝候補相手に勝利を狙いに行けたからね。最後の最後にはドローに持ち込めた」
試合後、ロナウドはこう誇ったという。データ分析会社「オプタ」によると、今回のハットトリックは通算51度目となったが、W杯での複数得点は意外にも初めて。強豪スペイン相手にそれを達成するあたりはさすがの千両役者ながら、本人はすでに先を見据えている。