“ペレ比肩弾”、W杯&EURO8大会連続得点… スペイン戦3発のロナウドが記録ラッシュ

W杯と欧州選手権で8大会連続ゴールを挙げた初の選手となったC・ロナウド【写真:Getty Images】
W杯と欧州選手権で8大会連続ゴールを挙げた初の選手となったC・ロナウド【写真:Getty Images】

先制PKで二つの記録を達成 その後2点を追加して大会得点王にいきなり名乗り

 ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドが、レジェンドの仲間入りを果たした。ロシア・ワールドカップ(W杯)グループリーグ初戦、スペイン戦でハットトリックを達成し、3-3のドロー発進に大きく貢献。また、この日のゴールでW杯4大会連続ゴールをマークし、“サッカーの神様”ペレらに並ぶ史上4人目の偉業を達成した。

 5度目のバロンドール獲得を誇る男の決定力は、半端ではなかった。2年前の欧州選手権王者として臨んだスペイン戦、前半2分に得意のシザースフェイントからPKを奪取し、自ら決めて先制点をゲット。この時点でロナウドは二つの記録を達成した。

 まずは2006年ドイツW杯から足掛け4大会連続でのゴール。これはFWウーベ・ゼーラー、ミストラフ・クローゼ(ともにドイツ)、ペレ(ブラジル)に次ぐ通算4人目の大記録達成だ。そして、データ分析会社「オプタ」によると、代表での主要国際大会で、W杯と欧州選手権で8大会連続ゴールを挙げた初の選手となった。

 ただ、自身の記録達成だけで満足しないのがロナウドのロナウドたるゆえんだ。1-1の同点とされた前半終了間際には、名守護神GKダビド・デ・ヘアの手を弾く痛烈なグラウンダーショットで2点目。2-3とスペインに逆転を許した後半43分も自ら身体を張って得たゴール正面約22メートルの直接FKを絶妙のコントロールで決め、今大会初のハットトリックを達成したのだ。

 この日の3得点でロナウドのW杯通算ゴールは6得点となった。優勝候補スペイン相手のハットトリックで得点王争いにいきなり名乗りを挙げた33歳は、ロシアの地でも稀代のゴールゲッターぶりを誇示しそうだ。

(FOOTBALL ZONE編集部)

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