長友佑都が自身2回目のW杯に大きな自信 「体の中に本物の長友がいる。本物の長友佑都を見せられる」

ドログバ対策は明かさず

 

 プレー面もそうだ。

 日々のトレーニングを積み重ね、昨年100メートル走を10秒台で走れるようにまでに進化した長友だが、「全力でダッシュしながらタッチライン際で無理な体勢でクロスを上げても倒れない。これはバランス能力が発達した証明」と木場氏は長友の武器となったクロスについて説明する。ゴムチューブを片足で引っ張る地道なトレーニングの成果がサイドラインでの圧倒的な1対1の強さに結びついた。

「(エースストライカーのドログバ対策?) 対策は考えていますけど、ここで話したらドログバ選手の耳に入ってしまう。控えさせていただきます。(ASローマFWジェルビーニョは?)チームで対戦した時も、あんまり1対1はなかった。ただ、間違いなく自分は4年間で成長したし、チームとしても成長した」

 ワールドカップ初戦の相手コートジボワールについての質問については冗談交じりに語るに留まった。前回大会では、カメルーン代表FWエトーらと対峙する機会を、自分自身を世界に売り出すチャンスでもあると捉えていた。だが、セリエAの名門インテルでもまれた男は4年前と違うステージいる。今はただ自分の中の“リアル長友”を解き放つだけだ。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

※ワールドカップ期間中、サッカーマガジンゾーンウェブが記事内で扱うシーンやデータの一部はFIFAワールドカップ?公式動画配信サイト&アプリ『LEGENDS STADIUM』で確認できます。
詳しくは、「LEGENDS STADIUM 2014 – FIFAワールドカップ公式動画」まで

page1 page2 page3

今、あなたにオススメ

トレンド

ランキング