長友佑都が自身2回目のW杯に大きな自信 「体の中に本物の長友がいる。本物の長友佑都を見せられる」
長友のパーソナルトレーナーが語る進化
「長友選手の中でコンディション調整は完璧。活躍できるイメージが自然と湧いていると話していました」と証言するのは長友の専属トレーナーの木場克己氏だ。アメリカ合宿出発前にもダイナモの身体のケアを行った同氏は、なでしこジャパンの大儀見優季、熊谷紗希らの専属トレーナーでもある。6月21日と22日には都内と横浜市内で「スーパーアスリート塾」の開催を計画するなど、プロアスリートのみならず「次代の長友」の育成に向け、子どもの指導にも力を入れている。
その長友の“右腕”は続けた。
「長友選手の身体は確実に進化している。毎日体幹トレーニングを続けていますが、自分のコンディションや試合の日程に応じて、メニューを組める段階まで来ている。今年で28歳になるけれど実年齢よりも筋肉は若い。ふくらはぎも柔らかくて、筋肉の質自体がレベルアップしている。大臀筋、腹横筋、腹斜筋が鍛えられ、お尻と脇腹が1年前と比べても更に大きくなった」
木場氏の開発した体幹・体軸・バランスを鍛える「コバトレ」を、長友は重度の腰痛で歩行すらままならなかった明治大学時代から毎日取り組んでいる。目に見えない努力を積み重ねた結果、自分の身体に今どんなトレーニングが必要か、それを理解し、実践できるレベルに達している。
1年前よりも筋肉は強化された。更に他のスポーツと比較し、1年中筋肉を酷使するプロサッカー選手にありながら、フィジカル的な実年齢よりも若い筋肉も手にしているという。日々の節制の賜物だろう。