「言うべきかどうか…」 長友佑都が悩み告白、“ズタズタの経験”を巡りW杯へ逡巡
14年大会でコロンビアに1-4惨敗、当時の経験をどう伝えるか…「自信を失う恐れも」
日本代表は現地時間14日にロシアのベースキャンプ地カザンに入り、19日のロシア・ワールドカップ(W杯)グループリーグ初戦のコロンビア戦に向けてトレーニングを積んでいる。日本にとって、2014年W杯で惨敗したコロンビアとのリベンジマッチに臨むなか、DF長友佑都は「ボロボロにされている」経験をどう伝えるか迷っているようだ。
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アルベルト・ザッケローニ元監督に率いられ2014年ブラジル大会に出場した日本は、初戦のコートジボワール戦で本田圭佑が先制点を奪うも1-2と逆転負けを喫し、続くギリシャ戦は途中から一人退場した相手を攻めあぐねて0-0ドロー。そして迎えたコロンビア戦では1-4と完敗しグループリーグ敗退が決まった。
長友の脳裏をよぎるのは、4年前のコロンビア戦で力の差をまざまざと見せつけられ、1-4と惨敗した記憶だ。「ズタズタにされた思い出しかない」と振り返るなか、再戦に向けてある悩みがあると告白した。
「その経験を伝えるのがいいのかどうか、自分自身も迷っている部分がある」
その一戦は長友に大きな衝撃を与え、今でも「何もできなかった」という思いが強く残っているという。本田や岡崎慎司、吉田麻也、香川真司ら当時を知る選手がいる一方、W杯自体が初めての選手も少なくない。
「自分がピッチの中で受けた感情のままに後輩たちに伝えてしまうと、もしかしたら腰が引けたり、自信を失う恐れもある。だから言うべきかどうか」
伝えるべきかどうか、そしてどこまで話すべきなのか――。長友は思い悩んでいるようだ。
(FOOTBALL ZONE編集部・大木 勇 / Isamu Oki)
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