乾は「センセーショナルな主役になれる」 W杯対戦国ポーランドメディアが警戒

ポーランドメディアが、パラグアイ戦で2ゴールを挙げた乾を警戒している【写真:Getty Images】
ポーランドメディアが、パラグアイ戦で2ゴールを挙げた乾を警戒している【写真:Getty Images】

テクニックと連係を高く評価「グループにおける最も有望な選手の一人」

 日本代表はロシア・ワールドカップ(W杯)グループリーグ初戦のコロンビア戦を19日に控える。今大会はセネガル(24日)、ポーランド(28日)とも対戦するが、最後に相見えるポーランドメディアは12日のパラグアイ戦(4-2)で2ゴールを挙げたMF乾貴士(ベティス)に注目。「センセーショナルな主役になれる」と警戒している。

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 シーズン最終盤に右太ももを痛め、調整遅れが懸念された乾だったが、先発出場した12日のパラグアイ戦で躍動した。1点ビハインドで迎えた後半6分、MF香川真司(ドルトムント)からのパスを受けて、ドリブル突破から右足を一閃。ペナルティーアーク後方から放った約20メートルの一撃は、豪快にゴールに突き刺さった。そして、同18分には右サイドのFW武藤嘉紀(マインツ)から香川へと渡り、巧みにフリックしたボールを、スペースに走り込んだ乾が再び右足で合わせて、勝ち越しに成功した。

 2014年11月のホンジュラス戦(6-0)以来となる4年ぶりのゴールを含む2得点を挙げた乾について、ポーランドメディア「PRZEGLAD SPORTOWY」は「イヌイはパラグアイとのテストマッチで監督に重要なテーマを与えた」と言及。「アキラ・ニシノは、イヌイの居場所(ポジション)がないのか、真剣に考えなければならない」と西野朗監督へのアピールに成功したことに触れている。

「ベティスと契約した30歳のMFは、パラグアイ戦で2ゴールを挙げて素晴らしいパフォーマンスを見せた。我々のグループにおける最も有望な選手の一人だ。彼は経験のあるテクニシャンで、良いコンビネーションプレーヤー。3月の欧州遠征ではバヒド・ハリルホジッチ前監督に招集されなかったが、今ではセンセーショナルな主役になれる」

 記事では、乾を「最も有望な選手の一人」「センセーショナルな主役になれる」と絶賛し、大いに警戒している。日本の背番号14が、FIFAランキング8位の強豪ポーランドにひと泡吹かせる展開を期待したい。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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