ACミランのインザーギ新政権に本田不要論 悩める日本のエースにイタリア紙は厳しい見方

ZONE WEB

「カカと本田圭佑のうちの1人になる。インザーギにとってこのポジションは多すぎる。だが、現状の移籍状況をみると、新しいミランでは、2人ともスタメンではなくなる。4−3−3システムではステファン・エルシャラウィ(イタリア代表)が左、ジェレミー・メネス(パリサンジェルマンから加入予定)が右、新加入のマリオ・マンジュキッチ(バイエルン・ミュンヘンから加入の可能性)で3トップが完全なものとなる。本田はセードルフ政権下ではサイドで起用されて、困難さを露呈した。本田は日本代表のようなトップ下、あるいはアッレグリ時代の(カカとの)ダブル司令塔でのみ、実力を発揮できるようだ」

 インザーギ新監督の標榜する4−3−3システムは、本田もブラジル人MFカカの居場所もないという。さらに、2人の現状を皮肉交じりにこうつづった。

「サッカーは時に皮肉なものだ。2013年ミランは本田をCSKAから獲得しようとしたが、4、500万ユーロ要求されたため、カカを獲得した。カカは年俸を50%下げる犠牲を払ってまでミランに来た。1年もまだ過ぎないのに、戦術的な問題からスタメンを保証されない。カカは本田よりも素晴らしいプレーをしていた。それなのに、(ブラジル代表の)スコラーリ監督を納得はさせなれなかった。本田はミランで酷かったが、ザッケローニ監督に議論なく受け入れられた」

 ミランで輝きを放った実績抜群のカカが祖国ブラジルで行われるW杯代表メンバーから落選し、不振で酷評され続けた本田はW杯のピッチに立つ。カカにはブラジル名門サンパウロ移籍の可能性も浮上しているが、数奇な運命を経てロッソネロに加入した2人は来季残留時に、スタメンの保証がないというのだ。

 

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