元JリーガーのロシアW杯MVP予想は香川同僚FWロイス 「ゴール前でのプレーは別格」

「彼は世界最高選手の1人」

「私はロイスがついにW杯の舞台でプレーできる機会を得たことがうれしい。このままフィットし続けることを祈っている。私にとって、彼は世界最高の選手の一人だ。素晴らしいドリブラーで、並外れたスピードがあり、ゴール前でのプレーは別格だ。ロイスはこの大会の最優秀選手になると考えている」

 日本のMF香川真司のチームメイトとして日本でもよく知られた存在だが、度重なる負傷に苦しんだ“ガラスのエース”は、2011年に代表デビューを飾りながらもW杯とは縁遠いキャリアを過ごしてきた。ブラジルW杯も大会直前の親善試合で左足首を負傷し、棒に振っていた。そのロイスが、29歳でようやく初の大舞台に挑む。

 一方で、ブラジル出身のカカウ氏は現役時代、ドイツに渡った時は9部相当のクラブからキャリアを歩んだ苦労人。その後、ドイツのシュツットガルトなどで活躍し、2009年にドイツ国籍を取得すると、翌年の南アフリカW杯に出場した経歴を持つ。そんなキャリアを過ごしたカカウのW杯初出場は、奇しくもロイスと同じ29歳だった。

 今回初出場となった、ロイスにかつての自分を重ね合わせ、エールを送ったのかもしれない。連覇の懸かる前回王者においても、ロイスは間違いなくキープレーヤーの一人。ドイツが順当に勝ち上がることができれば、その名がMVP候補のリストにも、きっと記されることになるだろう。

(FOOTBALL ZONE編集部)

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