ハリルジャパンの意地 レッズ槙野が攻撃参加で第1S優勝に貢献
「みなさん年間優勝のことを言っているけど、個人的には嬉しい」
浦和の日本代表DF槙野智章は20日の第16節の神戸戦( ノエビアスタジアム)で、得意の攻撃参加からMF梅崎司の得点の 起点になるなど、1-1ドローに貢献。攻撃的DFの真骨頂を見せ 、ファーストステージ優勝に貢献した。
「優勝は素直に嬉しい。それに尽きる。 みんな年間優勝のことを言っているけど、 個人的には嬉しいタイトル」
試合後には喜びをあらわにした。 前半28分に槙野は見せ場を迎えた。 自陣でボールを奪うとドリブル突破。 左サイドでフリーのMF武藤にパスを出し、 梅崎のゴールにつながった。今季からJリーグは11シーズンぶり に2ステージ制に移行した。 スタジアムの表彰式で村井チェアマンはサポーターから大ブーイン グを受けていたが、槙野は一定の満足感を示していた。 ファーストステージ優勝はあくまで折り返し地点にすぎないが、 年末のチャンピオンシップ出場権は確保し、 年間王者を目指す上で大きな一歩となったからかもしれない。
「ただ、こうやってファーストステージを取ったけど、 あくまでも僕らはチャレンジャーのつもりでやっていく。 今日は課題も成果も出たので、 トレーニングからまた集中してやっていきたい」
広島時代からの恩師ミハイロ・ ペトロビッチ監督ともに浦和にやって来て4年目。 ムードメーカー槙野の武器である攻撃参加ではなく、 ディフェンダーとしての成長が今季16戦無敗という強さの一因と なった。日本代表のバヒド・ ハリルホジッチ監督にレギュラーとして期待されている槙野はさら なる高みを目指している。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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