Jリーグ村井チェアマンがレッズ優勝表彰式で大ブーイング
2ステージ制移籍に対する不満爆発
Jリーグの村井満チェアマンが20日、アウエー神戸戦で1-1で引き分け、J1ファーストステージ優勝を決めた浦和の表彰式でサポーターから大ブーイングを浴びた。
2004年セカンドステージ以来となるステージ優勝を果たしたレッズの祝賀ムード一色だったノエビアスタジアム神戸で、地鳴りのようなブーイングが鳴り響いた。
ファーストステージ優勝の表彰式。年末に行われるJリーグチャンピオンシップの招待状を浦和の阿部主将に手渡すために登場した村井チェアマンにはスタンドから容赦ない大ブーイングが浴びせられた。今季導入した2ステージ制移行に対するサポーターの不満が爆発した格好だ。
チェアマンは表情を引き締めながら、阿部と記念写真を行う。チェアマンが出番を終えるとブーイングはピタリとやんだ。
試合後、チェアマンは2ステージ制についての検証と総括を行う方針を明らかにしている。
「浦和レッズの明治安田J1ファーストステージ優勝で幕を開けた新しい大会方式ですが、今後Jリーグがより魅力あるものに進化し続けていくためにも、毎年しっかりとJリーグそのものの総括を重ねていく所存です。たとえば、試合ごとの入場者数やその属性の推移、国民のJリーグに対する関心度、メディアでの露出数など定量的なデータの分析を実施してまいります。さらにファン・サポーターをはじめとした幅広いお客様の声を広くお伺いするととともに、J1クラブを中心とした強化担当者や競技、技術運営関係者とのディスカッション等を通じた、Jリーグ競技面の質的向上の観点においても評価および検証を重ねてまいります」
村井氏はこうコメントを発表している。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images