【データ分析】日本に勝利を呼ぶ「守備の組織化」 W杯へ4ゴール以上に注目すべき変化とは?
攻撃陣のボールロスト数をカバーした組織的な守備陣
2得点で勝利に貢献した乾は、全選手中最多のドリブル数(7回)を誇ったが、ボールロスト数も全選手最多(9回)であり、「守備におけるチャレンジ」は6戦全敗、タックルも一度も成功しなかった。
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しかし、守備陣が奮闘した。「守備におけるチャレンジ」で見れば、遠藤(100%)、植田(61.5%)、昌子(63.6%)、酒井高(71.4%)とパラグアイ攻撃陣との1対1に勝利するケースが多く、昌子と酒井高はチーム最多のインターセプト数(8回)を計測。植田は空中戦でパラグアイFWサンタンデールとの勝負に12戦で8勝するなど、守備陣が組織的に機能することにより、攻撃陣の強みを活かす結果となった。スイス戦で空中戦で5回以上勝利した選手はおらず、植田の強さや高さは一つのオプションと考えてもいいのかもしれない。
19日のW杯初戦コロンビア戦のスタメンはいまだベールに包まれているが、パラグアイ戦で見せた組織的な守備網や植田の強さは、本大会でも活かすことができると言えそうだ。
データ提供元:InStat
(Evolving Data)
Evolving Data
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