イニエスタが告白、神戸加入前の噂を否定 「シティ移籍は考えてもいなかった」
W杯初戦は「最高のレベルで」
スペイン代表MFアンドレス・イニエスタは、今季限りでバルセロナを退団し、今夏からJリーグのヴィッセル神戸へと移籍する。発表までの過程で様々な憶測が飛び交ったが、本人がスペインのラジオ局「COPE」で、その移籍の真実を語った。
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イニエスタは、新天地を検討するにあたり、愛する古巣と対戦するクラブには加入しないと断言してきた。ところが、元バルサでジョゼップ・グアルディオラ監督率いるマンチェスター・シティに移籍するという噂が、英国メディアを中心にたびたび報じられた。
これについて、イニエスタは「ゼロだ。これまでの報道は見てきたが、一度もコンタクトはしてない。事実を教えよう。あの時、そのような会話はゼロ、全くなかった」と一蹴し、「考えもしなかった。私がバルサを退団するということは、ヨーロッパを去ることだったので、あのような情報は全くつじつまの合わないことだ」と続けた。
そして、自身4度目の舞台となるロシア・ワールドカップ(W杯)へと挑む。スペインの初戦は15日で、FWクリスティアーノ・ロナウド(レアル・マドリード)を擁するポルトガルと対戦する。イニエスタは長年クラシコで死闘を演じた、ライバルとの一戦に向け、こう語った。
「クリスティアーノは現・欧州選手権王者のポルトガルにいて、どのチームにとっても要注意の選手。ポルトガルは崩すのが難しいチームだと思っているし、彼らに勝つのは非常に厳しい。我々は最高のレベルで戦わなければならない」
2度目の挑戦となった2010年の南アフリカW杯決勝では、スコアレスで突入した延長後半に決勝弾を決めたイニエスタ。開幕2日前に来季レアル指揮官就任が発表されたフレン・ロペテギ監督が電撃解任され、フェルナンド・イエロ新監督が誕生した激震のラ・ロハ(スペイン語で赤)だが、希代の名手は誇りに満ちたユニフォームに袖を通し、再び頂点を目指す。
(FOOTBALL ZONE編集部)