日本は「希望見出した」と韓国メディア称賛 本田不在にも言及「経験は無視できないが…」

本田がボールを受けると「展開のスピードが落ちる」との指摘も

 この二人の活躍によって憂き目にあっているのが本田圭佑だ。この試合に出場しなかった本田について、韓国紙「スポーツソウル」は「偶然にも本田圭佑が抜けた状況の方が、試合内容はかなり良かった。今は下降線を辿っており、30代を過ぎてからは力が落ちている」と伝え、全盛期の動きではないと言い切る。

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 さらにチームへの影響力の低下についても述べており、「日本は早いテンポで前に進むことを追求しているのに、本田がボールを受けると展開スピードが落ちるという短所が発生する」と指摘。だが、一方で同紙は「本田の経験は無視できない財産。本田がいないから日本の試合内容が良かったとは言い切れない」と伝えつつも、「ただ、本田らベテランを抜いた状況で、新たな姿を見せられた点は日本にとって幸いの結果だ」と、勝利の形を見出した日本の今後に期待を寄せていた。

(金 明昱 / Myung-wook Kim)



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金 明昱

1977年生まれ。大阪府出身の在日コリアン3世。新聞社記者、編集プロダクションなどを経てフリーに。サッカー北朝鮮代表が2010年南アフリカW杯出場を決めた後、代表チームと関係者を日本のメディアとして初めて平壌で取材することに成功し『Number』に寄稿。2011年からは女子プロゴルフの取材も開始し、日韓の女子ゴルファーと親交を深める。現在はサッカー、ゴルフを中心に週刊誌、専門誌、スポーツ専門サイトなど多媒体に執筆中。近著に『イ・ボミ 愛される力~日本人にいちばん愛される女性ゴルファーの行動哲学(メソッド)~』(光文社)。

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