コロンビアの虎ファルカオ、初W杯へ油断なし 「最重要なのは日本戦へ準備すること」
前回大会は大怪我で出場が叶わず 初の大舞台へ主将として挑む
“コロンビアの虎”は、ロシア・ワールドカップ(W杯)最初の標的を日本代表に設定している――。現地時間14日に開幕するW杯に向けて、各国代表がロシア国内のベースキャンプ地に入り始めているが、西野朗監督率いる日本がグループリーグ初戦で対戦するコロンビアもキャンプ地のカザン入りした。そこでは4年前のブラジル大会出場を逃したエースストライカー、FWラダメル・ファルカオが今大会に懸ける決意を熱く話している。
コロンビア紙「エル・ティエンポ」によると、ホセ・ぺケルマン監督率いるチームはカザンに無事到着。チームキャプテンを務めるファルカオが「チームメイトも全員等しく、僕らは気持ちが盛り上がってきている。国民を代表できることは全選手が感じる誇りだ。できる限りの情熱を持ち、国を背負っていく」と32歳のベテランらしい言葉で士気を高めている。
獲物を仕留めるかような嗅覚でゴールを陥れるファルカオを、コロンビア国民は「エル・ティグレ(スペイン語で虎)」のニックネームで愛している。しかし、4年前のブラジル大会では開幕半年前に左膝前十字靭帯を断裂。この大怪我によってW杯出場を逃した。チームはMFハメス・ロドリゲスの大ブレークがありベスト8進出を果たしたが、ファルカオがいればさらなる上も目指せた可能性がある。
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