元ブラジル代表R・カルロス、母国の16年ぶりW杯優勝を予想 「王者になる時が来た」

ロシアW杯について言及した元ブラジル代表のR・カルロス氏【写真:Getty Images】
ロシアW杯について言及した元ブラジル代表のR・カルロス氏【写真:Getty Images】

チッチ監督の下でより組織的な守備を手にして2002年以来の優勝へ

 元ブラジル代表DFロベルト・カルロス氏が、14日に開幕するロシア・ワールドカップ(W杯)について言及。2002年の日韓大会以来となる優勝を目指す母国に対し、「チャンピオンになる時が来た」とエールを送った。米スポーツ専門テレビ局「ESPN」が報じている。

 現役時代にブラジル代表やレアル・マドリードで絶対的な左SBとしてその名を轟かせたR・カルロスは、ロシアW杯に臨むブラジル代表について「攻撃的なサッカーというブラジルサッカーの本質の部分は失ったが、守備の部分で言えば組織的になっている」と分析。チッチ監督の下で、より組織的な守備を手にしていると見解を示した。

 ブラジルは攻撃的なサッカーで、過去5回のW杯制覇を成し遂げた。しかし、2002年の日韓大会以降は優勝がなく、自国開催の前回大会では準決勝でドイツに1-7と歴史的な大敗を喫して姿を消している。

 もっとも、2016年夏にドゥンガ監督からチッチ監督へと移行したチームは調子を上げ、W杯南米予選は1敗のみと圧倒的な強さで本大会進出を決めた。6度目のW杯タイトル獲得を目指すロシア大会では、02年以来となる優勝を手にするだけの力を持っているとR・カルロス氏は考えているようだ。

「2002年以来優勝できていないので、我々が再び勝つことを願っている。ブラジルがチャンピオンになる時が来たと信じている。私はそれが可能だと見ているよ」

 現地時間17日にグループリーグ初戦を迎えるブラジル代表。R・カルロスが願う優勝を果たすために、まずはスイスを破って勢いに乗りたいところだ。

(FOOTBALL ZONE編集部)

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