乾貴士の活躍に新天地ベティスの地元紙も熱視線 「ロシアW杯のスタメンに名乗り」

パラグアイ戦で2ゴールを挙げた乾を、新天地のベティス地元紙も注目している【写真:Getty Images】
パラグアイ戦で2ゴールを挙げた乾を、新天地のベティス地元紙も注目している【写真:Getty Images】

“軽業師”が西野体制初勝利に貢献

 日本代表MF乾貴士は、現地時間12日の国際親善試合パラグアイ戦(4-2)で2ゴールを挙げ、西野朗監督の下での初勝利に貢献した。間もなく開幕するロシア・ワールドカップ(W杯)で日本の救世主となりうるアタッカーの大活躍に、来季から加入するベティスの地元紙も「彼は代表で重要な役割を担っている」と注目した。

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 乾は、パラグアイ相手に慣れ親しんだ2列目の左サイドで輝きを放った。前半こそ決定機でシュートを大きく外したが、後半に入って元セレッソ大阪コンビがエンジン全開。MF香川真司と抜群のコンビネーションを発揮し、ゴールネットを次々と揺らした。

 西野体制発足後231分目に、初の歓喜の瞬間が訪れる。後半6分、乾は香川とのパス交換からカットインし、コントロールされた右足ミドルでゴール右へと流し込んだ。これで同点に追いつくと、同18分には右サイドからのパスを香川が右足アウトで後ろに流し、そこに走り込んだ乾が再び右足を振り抜き勝ち越しゴールを奪った。

 その後、香川などの追加点で勝利を収めたが、ロシアW杯出場選手で最軽量59kgの“軽業師”の活躍は、3シーズンにわたってプレーしてきたスペイン国内にもすぐに広まった。

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