「4年前も…」 W杯に向け完勝も香川が油断しない理由、脳裏をよぎる“苦い記憶”
パラグアイ戦で西野体制初勝利も…脳裏をかすめるのは2014年ブラジルW杯の惨敗
日本代表は現地時間12日、国際親善試合パラグアイ戦で4-2と勝利を収め、19日のロシア・ワールドカップ(W杯)グループリーグ初戦のコロンビア戦に向けて弾みをつけた。1ゴール2アシストと活躍したMF香川真司だが、「4年前も……」と2014年ブラジルW杯を引き合いに出し、苦い記憶に思いを巡らせながら気を引き締めた。
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西野朗体制でついに初先発のチャンスを得た香川は、トップ下で水を得た魚のように躍動。2列目左のMF乾貴士、右のFW武藤嘉紀と好連係を披露し、乾の2ゴールをお膳立てした一方、自身も後半アディショナルタイムに華麗なドリブルから1ゴールを決めた。4ゴール中3ゴールに関与し、自らの存在価値を証明している。
西野体制初陣となった5月30日のガーナ戦、6月8日のスイス戦と2試合続けてノーゴール、0-2完敗という負の連鎖が続いていた日本だが、W杯前ラストの一戦で初白星を手にして息を吹き返した。しかし、10番を背負う男は慎重だ。その脳裏をかすめているのは、惨敗に終わった2014年ブラジルW杯の記憶だ。
「4年前もこういう親善試合を勝ち抜いて、やれるという気持ちがあった。もう一度引き締めたい。やれる自信は必要だけど、やれていない課題は必ずある」
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