黒星なら“坊主”も覚悟していた!? 吉田麻也がパラグアイ戦MVPに指名した意外な男
試合後の取材エリアで吉田がチームメイトを背後から称賛 「今日のMVP!」
日本代表は現地時間12日、国際親善試合パラグアイ戦で4-2と勝利を収め、19日のロシア・ワールドカップ(W杯)グループリーグ初戦のコロンビア戦に向けて弾みをつけた。この日出番のなかったDF吉田麻也は、試合後の取材エリアで「今日のMVP!」と意外な男を指名している。
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西野朗体制の初陣となった5月30日のガーナ戦(0-2)、6月8日のスイス戦(0-2)と連敗を喫していた日本だが、この日は左サイドハーフのMF乾貴士が2ゴール、トップ下のMF香川真司が1ゴール2アシストの活躍を見せ、4-2で新体制初勝利を手にした。
全員をテストするという指揮官の方針により、パラグアイ戦ではメンバーを大幅に変更。最終ラインの要である吉田や長友佑都、長谷部誠らはベンチで戦況を最後まで見守った。試合後、取材エリアから引き上げる吉田が、取材陣と話し合っているある選手に言葉を投げかけた。
「帰るよ! 出てないんだから」と冗談交じりに言い放った相手とは長友だ。突然背後から話を振られて驚いた様子の長友だったが、すぐさま「いや、すごい声を出していたからさ」と説明。すると吉田は「今日のMVP!」と称えている。ベンチメンバーも声を張り上げ、一丸となって戦い抜き、長友も「みんな声を枯らしている」と苦笑いを浮かべた。
先日、髪の色を金髪にして世間の耳目を集めた長友だが、「僕が髪を染めて負けていたら坊主にしなきゃいけないレベルだった。明るいニュースを日本の皆さんに届けられてほっとしている」と安堵した様子。吉田から「MVP」に指名された男は、スタメンでもベンチでも、チームに不可欠な存在のようだ。
(FOOTBALL ZONE編集部・大木 勇 / Isamu Oki)