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アーセナルがチェフと同時にチェルシーのGKコーチも引き抜きへ
第一GKを保証
アーセナルが、チェルシーのチェコ代表GKペトル・チェフ獲得で合意寸前と報じられる一方、チェルシーのクリストフ・ロリチョンGKコーチも迎え入れる可能性が浮上している。英地元紙「デイリー・ミラー」が報じている。
今夏の移籍市場で目玉の1人となっているチェフの去就問題が、最終段階を迎えようとしている。チェフは今季、アトレチコ・マドリードから移籍してきたベルギー代表GKティボ・クルトワに正守護神の座を奪われたが、リーグ・カップ優勝に貢献。出場機会を得るために移籍を熱望してきた。
パリ・サンジェルマンなど、強豪が獲得に乗り出す中、チェフは家族とともに住み慣れたロンドンに留まることを希望。そこで、ガナーズが最有力に浮上していた。
アーセナルのアーセン・ベンゲル監督はチェフに第一GKの座を保証し、チェフ自身もPSGなどに断りを入れたことで、1000万ポンド(19億5000万円)の移籍金でクラブ間合意に近づいているという。
アーセナルはチェフの受け入れ態勢を整えている。今季終盤戦でレギュラーとなったコロンビア代表GKダビド・オスピナはトルコ強豪フェネルバルチェに400万ポンド(7億8000万円)で放出し、その座を開けようとしている。
さらに、チェルシーのGKコーチまで獲得する可能性が高まっている。2007年にチェフの古巣レンヌからチェルシーに加入したフランス人GKコーチ、クリストフ・ロリチョン氏がチェフとともに移籍する可能性が高まっている。アーセナルのトニー・ロバーツGKコーチはスウォンジー移籍で動いており、チェフが信頼を寄せる師匠のために、ポジションを用意することになるのだろうか。ワールドクラスのGKの補強の重要性が長年、指摘されてきたアーセナルは、実績抜群の名手を最後尾に迎え、リーグ優勝を目指す。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images