宮市、独2部ザンクトパウリ移籍が決定 背番号は「13」に

宇佐美、柴崎らと同じプラチナ世代の一人

 プレミアリーグのアーセナルに所属していた元日本代表FW宮市亮が、ドイツ・ブンデスリーガ2(ドイツ2部)のFCザンクトパウリへと移籍することが決定した。契約期間は2018年6月30日までの3年間。両クラブから正式に発表されている。
 宮市は、2011年から在籍していたアーセナルからの退団が決まっており、移籍先に注目が集まっていた。新天地に選んだのはハンブルクを本拠地とするドイツのクラブだった。アーセナルでのトップチームの出場は7試合に留まった。これまでに期限付き移籍を繰り返し、フェイエノールト(オランダ)、ボルトン・ワンダラーズ(イン グランド)、ウィガン(イングランド)、トゥウェンテ(オランダ)でプレー。宮市は、ドイツに活躍の場を求めた。
 ザンクトパウリの公式ツイッターでは、宮市が「Ryo」と「13」の番号がプリントされたユニホームを持つ姿が公開されている。
 
 100メートルを10秒台で走ると言われる俊足を生かしたドリブルが最大の持ち味。だが、快足ウインガーは近年、負傷もあって本領を発揮したとは言い難い。ザンクトパウリは今季2部15位と苦しみ、環境的にも厳しい戦いが予想される。それでも、日本人選手も多くプレーするドイツの地でコンスタントなプレー機会を取り戻したいところだ。宇佐美、柴崎、武藤といった同世代の台頭著しい今、再び日本代表への返り咲きも期待されている。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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