西野J、W杯へ光明 1得点2アシストの10番・香川が自信 「武器を証明できた」

パラグアイ戦1得点2アシストの香川は、W杯に向けて自信を覗かせている【写真:AP】
パラグアイ戦1得点2アシストの香川は、W杯に向けて自信を覗かせている【写真:AP】

「攻撃のベースを作り出したい」と臨んだ香川、西野体制初先発で一発回答

 西野朗監督率いる日本代表は現地時間12日、ロシア・ワールドカップ(W杯)前最後の国際親善試合パラグアイ戦に臨み、4-2で新体制初勝利を収めた。19日のW杯グループリーグ初戦コロンビア戦に向けて弾みをつけたなか、1ゴール・2アシストと出色のパフォーマンスを披露した10番のMF香川真司は「武器を証明できた」と自信を覗かせている。

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 現地時間8日のスイス戦(0-2)では後半31分からMF本田圭佑に代わってトップ下に入るも、勝利に貢献できずに終わった。そして迎えたパラグアイ戦では、主戦場のトップ下で先発のチャンスを得ると、水を得た魚のように躍動。2列目左のMF乾貴士、右のMF武藤嘉紀らと好連係を披露し、香川は1ゴール・2アシストと結果を残した。

 シュートを外していた香川だが、「嫌な感じは持たないようにしていた。これで入らなかったら次の試合で決めるだけと思っていた」と割り切っていたという。0-1と劣勢で迎えた後半6分、縦パスに反応した香川が横の乾に落とし、そのままドリブルで切れ込んだ乾が西野体制初ゴールを決めた。後半18分には武藤の横パスを香川が巧みに逸らし、乾が右足ダイレクトで蹴り込んで2点目を奪う。さらに後半アディショナルタイムには、日本がショートカウンターを繰り出し、FW大迫勇也からのパスを受けた香川が相手を華麗に一人かわしてシュートを流し込んだ。

「攻撃のベースがないなか、それを作り出したいと感じた」という香川が一発回答の結果を残した。さらに日本の10番は“チームの新たな武器”に確かな手応えを掴んだという。

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