“トップ下争い”は香川が本田を逆転? 西野監督が合格点「守備と攻撃に上手く入っていた」
初勝利に指揮官も安堵「しっかり崩した攻撃ができたのは良かった」
日本代表の西野朗監督は、12日の国際親善試合パラグアイ戦に4-2で勝利し、就任3戦目で初白星を飾った。この試合ではトップ下で先発起用したMF香川真司(ドルトムント)が1得点2アシストの活躍を見せたが、MF本田圭佑(パチューカ)とポジションを争う背番号10に合格点を与えている。
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ロシア・ワールドカップ(W杯)前の最終調整試合で、喉から手が出るほど欲しかった勝利を手にした西野監督は試合後、安堵の表情を浮かべていた。
「過去2試合とも同じ状況で前半を折り返して、攻撃的に行かなければいけないですけど、そのなかでディフェンスは前半からできていたので、ハイリスクを抱えずにやろうと。そういうバランスと推進力は後半によくできた。ただ縦に急ぐのではなく、ボールを保持して、タイミングを見て縦の攻撃ができました。しっかり崩した攻撃ができたのは良かったと思います」
FW岡崎慎司(レスター)と香川が前線からチェイシングを繰り返し、ボールを奪う。そして、速攻一辺倒ではなく、遅攻も交えながらパラグアイゴールに迫ったチームに、西野監督は手応えを感じた様子だった。
そして本田と、4-2-3-1のトップ下のポジションを争う香川が1得点2アシストと結果を出した。
「(大迫投入で)点を取りたかったので2トップに代えて、香川を右サイドに出した。ディフェンスを求められるポジションなので、そのなかでも守備と攻撃には上手く入っていた」
攻守両面の働きぶりに合格点を与えた西野監督。6日のスイス戦にトップ下で先発した本田はバックパスを繰り返したが、W杯の出場権を持たないパラグアイ相手とはいえ、香川は3ゴールに絡んだ。
西野ジャパンで注目を集めるトップ下の定位置争い。W杯前の最後の試合で、香川が逆転に成功したかもしれない。
(FOOTBALL ZONE編集部)