日本代表はW杯で「ノーチャンス」 日韓大会の指揮官トルシエが西野Jに辛口評価
H組を展望 コロンビア、セネガルとの2戦での敗退を予想
開幕が間近に迫るロシア・ワールドカップ(W杯)に日本代表は6大会連続6回目の出場を果たすが、2002年日韓大会で“フラット3”を武器にチームをベスト16に導いた指揮官フィリップ・トルシエ氏から「ノーチャンス」と断言されてしまった。フランスのサッカー専門誌「Onze Mondial」が報じている。
【注目】白熱するJリーグ、一部の試合を無料ライブ配信! 簡単登録ですぐ視聴できる「DAZN Freemium」はここから
トルシエ氏は日本が初出場した1998年フランスW杯の後に日本代表監督に就任。2000年シドニー五輪代表との兼任で4年間にわたって日本サッカーをけん引した。代名詞となった3バックシステムの「フラット3」を武器に、A代表では2000年のアジアカップを制し、本大会ではグループリーグを2勝1分で首位通過。しかし、ベスト16で大会3位となるトルコに敗れて敗退となった。
そのトルシエ氏が、今回の西野ジャパンについて厳しい評価を下している。
「コロンビア、セネガルと最初の2戦で対戦するが、机上の計算ではノーチャンスだ。コロンビアとセネガルには、3人、4人、5人と違いを生み出せる選手がいる。日本にとってはとても難しい対戦相手だ」
実際に日本代表を率いて決勝トーナメント進出を果たした経験を持つ“白い魔術師”から見ても、今回のグループリーグ突破は極めて難しいどころか「ノーチャンス」と断言されている。トルシエ氏の見立てでは、第2戦のセネガル戦を終えた時点で突破の可能性は潰えているという厳しい見通しになった。
また、日本サッカー協会が本大会2カ月前に監督交代に打って出たことについて「非常に驚いた」と話したトルシエ氏。悲観的な論調を展開した元日本代表監督の予想を、西野ジャパンは覆すことができるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)