元日本代表GKが川島の低調なプレーに持論 W杯で必要な「ミスを引きずらないメンタル」
大切なのは「ミスをミスのように見せない振る舞い」
そして、ミスを犯した後、周囲に動揺を伝えない技術もあるという。
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「ミスをミスのように見せない振る舞いというものもあります。バタバタしたプレーが続けば、相手もそれを感じる。チームメイトも動揺を感じてしまう。ミスした後は、例えばゴールキックの場面で時間を上手く使いながら、気持ちを入れ直す。自分の中で切り替えるスイッチを見つけることができれば、ミスを引きずらないで済みます。W杯の舞台では失点は絶対に避けたい。でも、1失点したからといって、負けが決まるわけではない。代表選手には膨大な経験値がある。言わずとも分かっていると思いますよ」
たとえミスを犯しても、それをミスと感じさせないようにし、周囲の動揺を誘わない振る舞いも短期決戦ではより重要になる。
「世界トップレベルのプレーヤーでも、大きなミスをしてそれを引きずらないというのは簡単ではありません。今年はチャンピオンズリーグ決勝でもリバプールのカリウス選手が注目を集めました。周知の通り大きなミスを犯してしまったけれど、その後でスーパーセーブを2回ほどしています。あのノイアー選手でもミスはしますし、どんなGKでもミスはするものです。日々の鍛錬の成果は、ミスをした後にこそ出ると思います。普段できないことは試合でもできません」
土肥氏はこう語る。今年のUEFAチャンピオンズリーグ決勝ではリバプールGKロリス・カリウスが二度のミスを犯し、1-3で敗れてしまった。スローイングミスとミドルシュートのキャッチミスで2得点を献上したが、カリウスは失態後にビッグセーブを披露していた。
現在、世界最高のGKと呼ばれるドイツ代表GKマヌエル・ノイアー(バイエルン)ですら、ミスをする。日本代表のGK陣も、19日のグループリーグ初戦コロンビア戦までに悪い流れを断ち切りたいところだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)