スペインで研鑽を積む乾貴士が「勝負どころ」を力説、西野ジャパンの活路とは?
相手に読まれたなかで日本に崩す力なし 乾が主張「そうなると…」
「そのへんを意識して今までやってきているつもりですし、特にスペインに行ってからはそういうことを学んでいる」
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スペインで研鑽を積んだ男は、攻撃の幅を意識しており、西野ジャパンの改善点もそこにあると主張する。「みんなが右サイドで作っている時、左サイドがフリーという共通意識を持ってくれれば、ロングボール一発でフリーになれますし、そこから(酒井)高徳とか(長友)佑都くんなどサイドバックの選手が上がれたら、2対1の状況も増える」と、攻撃のイメージを膨らませている。
そのなかで乾は一つの注意点を挙げた。片方のサイドに偏った攻撃だ。「右右右とか、左左左とかになると相手も守りやすい。今はそこで崩せるだけのコンビネーションはない」と語り、相手に読まれたなかで崩す力が今の日本にないと見ているようだ。
だからこそ乾は「そうなると逆サイドが勝負どころ」と力説する。チームとして“逆サイドの意識”をどこまで高められるか。一方のサイドで引き付け、逆サイドで乾らアタッカー陣が果敢に仕掛ける。その形にこそ西野ジャパンの活路があると乾は主張していた。
(FOOTBALL ZONE編集部・大木 勇 / Isamu Oki)
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